サバの旬っていつ?
鯖は一般的に秋から冬にかけてが旬とされています。秋に獲れた鯖を「秋鯖」、冬に獲れた鯖を「寒鯖」と呼びます。鯖の旬が秋〜冬になるのは、産卵期を4〜6月に終え、痩せ細った鯖が再び餌をたくさん食べて脂肪を蓄えるからです。脂肪を蓄えた鯖の脂肪分は全体の約20%にもなり、旬の鯖は脂がのって身がふっくらとしているため美味しいですよね。焼き鯖や鯖の味噌煮など、さまざまな料理に使われます。
サバの種類
サバにはいくつかの種類があります。代表的な3種類をご紹介いたします。
マサバ
マサバは日本で最もポピュラーな鯖の種類で、日本だと太平洋沿岸や日本海側で漁獲されることが一般的です。体長は他のサバよりもやや大きく、体が細長い特徴があります。マサバの中でも大型のものは「大和鯖(やまとさば)」と呼ばれ人気があります。味は、濃厚であり旬の時期には特に脂がのって美味しいとされています。『マサバ』は背中に模様があって、模様の境目から下の腹の部分が真っ白なのが特徴です。
ゴマサバ
ゴマサバは、北海道南部以南の日本近海で回遊していて夏に漁獲量が増えるのが特徴です。1年を通して脂ののりがあまり変わらないので味が落ちず、季節関係なくおいしく食べることができます。一般的にマサバにくらべて脂が少なく、あっさりとした味わいです。体長は30~50cmほどで細長い紡錘形をしていて、体の断面は円形に近いゴマサバ。青緑色の背中に黒い波模様が入っているのはマサバに似ていますが、腹側にゴマのような薄い斑点模様があります。
タイセイヨウサバ(ノルウェーサバ)
マサバやゴマサバにくらべると安価で流通しているのがタイセイヨウサバです。日本には、主にノルウェーで漁獲されたものが輸入されることから「ノルウェーサバ」とも呼ばれています。マサバにくらべて頭と口が大きいのが特徴。背中に太いしま模様があるためマサバやゴマサバと見分けやすいです。サバの中でもとくに脂ののりが良いタイセイヨウサバ。マサバ以上に脂質が多く、ゴマサバと同様1年を通してあまり味の変わらないサバです。干物や加工品に多く使用されます。
サバの名産地
鯖(さば)の名産地は日本に数多くあります。代表的なものとしては、北海道、青森県、長崎県などが挙げられます。北海道では特に、函館や小樽周辺が有名です。青森県では、津軽海峡で水揚げされる鯖が有名です。そして、長崎県では長崎港周辺で水揚げされる鯖が知られています。
サバの栄養とは?
サバは栄養価が高く、健康に良い食材として知られています。青魚の中でトップクラスの栄養素を持つサバ。DHAやEPAという人間の体内ではつくれない不飽和脂肪酸を豊富で、他にもビタミンB12、ビタミンD、たんぱく質、鉄などを含み、生活習慣病の予防にも効果的な魚です。
オメガ-3脂肪酸の豊富さ
サバにはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ-3系の不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。これらの脂肪酸は脳の健康維持に重要な役割を果たします。特にDHAは脳細胞の構成要素の一部であり、脳の発達や機能の維持に不可欠です。EPAとDHAは認知機能の向上や記憶力の改善にも寄与します。
抗炎症作用
オメガ-3脂肪酸は抗炎症作用を持っており、炎症の軽減や予防に役立ちます。脳の炎症は神経変性疾患や認知症のリスク要因の一つとされています。サバの摂取によって炎症を抑制することができ、脳の健康を維持することにつながります。
抗酸化作用
サバにはビタミンEやセレンなどの抗酸化物質も含まれています。これらの成分は細胞を酸化ストレスから保護し、脳の老化や損傷を防ぐ効果があります。
新鮮なサバの見分け方
目が澄んでいるもの
サバの目は鮮度を示す重要なポイントです。新鮮なサバは澄んだ明るい目をしています。目がくもっていたり、凹んでいたりするサバは鮮度が低い可能性があります。
身につや、ハリがあるもの
新鮮なサバは身につやがあり、表面が艶やかです。指で軽く触れると、弾力があってしっとりとした感触があります。
生臭さがないもの
新鮮なサバは生臭さがなく、清潔な海の香りが漂います。強い臭いや腐ったような匂いがするサバは避けた方が良いでしょう。
エラの中が赤いもの
えらが暗くなっていたり色あせている場合は鮮度が低いです。新鮮なサバのえらは赤みがかった色をしており、つやがあります。
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