毎日の食卓が楽しくなる!ご飯のお供の魅力とおうちで楽しむ絶品レシピ

日々の食事を豊かに

「ご飯のお供」とは、添えて食べるとご飯が進む食品のことで、定番のものには、梅干しや昆布、納豆などがあります。素材のおいしさを活かしたものなど、味付けによっても多彩な商品があり、様々な味わいを手軽に楽しむことができるのがポイントです。

ご飯のお供

毎日の食卓にあるとうれしい「ご飯のお供」。のせるだけで炊きたてのご飯がご馳走に!おかずの一品としても大活躍するので常備しておくと便利ですよね。

塩辛いものや甘辛いものなど、しっかりめの味つけのものが多いので、ご飯にかけるだけではなく、調味料として使うことや、ほかの食材と合わせてアレンジすることもできます。本記事では、ご飯のお供の魅力やおうちで楽しむ絶品レシピをご紹介します。

ご飯のお供の歴史

日本人とご飯、そして「ご飯のお供」は切り離せない間柄です。
「ご飯のお供」の歴史は古く、稲作が広まった弥生時代までさかのぼります。

稲作

稲作が伝来したのは約6000年前の縄文時代で、その後、弥生時代に急速に広まり、ご飯と副菜の組み合わせが確立していきます。飛鳥・奈良時代になるとご飯、汁物、漬物という一汁一菜が一般的になっていき、平安時代の貴族は毎食、複数のおかずが揃えられるようになったそうです。

おかずの数が多いほどごちそうとされたことから「かずもの」と呼ばれ、 後に「お」がついて、「おかず」となったとされています。 これはすでに立派な “ご飯のお供” であり、 稲作が始まりご飯を食すようになったのと同時にお供も生まれ、それが基本となり、現在の様々な副食物に進化してきました。

現代においては、全国各地の特産品や新しい味付けが次々と登場し、健康志向の高まりに伴い、減塩や無添加の製品も増加しています。また、世界の食文化との融合も進み、和風だけでなく多国籍なご飯のお供も人気です。

昔の人々の「ご飯のお供」

梅干し

梅干し

梅干しの原型といえる『梅の塩漬け』が書物に登場するのは平安中期ですが、梅干しとして広まったのは、鎌倉幕府を創立した源頼朝の正室として知られる北条政子のおかげです。政子は、『梅干しおむすび』を兵たちに与えて、承久の乱(1221)で勝利を得たとか。梅干しの抗菌作用が食中毒や傷の消毒に役立ち、以降、梅の栽培が広まったそうです。

焼き味噌

焼き味噌

味噌に生姜、山椒、蜂蜜などの生薬を混ぜ焼いたもので、織田信長(1534~82)の好物のひとつです。織田信長は、焼き味噌をのせた冷や飯に湯をかけた『焼き味噌湯漬け』を好んだそうです。味噌は戦闘能力に関わる大変重要な存在でもあり、保存が利き、栄養価も高いので、最高の軍糧ともなりました。

鰹節

鰹節

戦国時代は携帯しやすく、刃物で削れば食べられる手軽さから、『鰹節』が兵糧として重宝したそうです。徳川家3代に仕えた大久保彦左衛門(1560~1639)も、『三河物語』に、「かじれば力になる」と記しています。鰹節は“勝男武士”と書くこともできるため、縁起担ぎにも一役買ったのかもしれません。

自然薯とろろ

自然薯とろろ

戦国の世を勝ち取った徳川家康(1542~1616)は、健康と食に気を使い、長生きしました。徳川家康の好物、自然薯をすり下ろしたとろろをご飯にのせた『とろろ飯』は、今も静岡の名物です。

ご飯のお供の選び方

種類

ご飯のお供は、肉・魚介類や海苔・大豆類、野菜・きのこ類などから作られています。味つけもピリ辛味や甘辛い味、塩辛い味など幅広く、その土地ならではの商品や各食品を使ったふりかけやフレーク類もあります。好みに合わせて選ぶのはもちろん、ほかのおかずとのバランスを考えて食材を選ぶのも一つの方法です。それぞれ、どんな食品があるのか詳しくチェックしてみましょう。

  • ご飯のお供を手軽に楽しみたい人は、ふりかけがおすすめ!
    ラインナップが豊富で好みの味と出会いやすいのがふりかけの魅力です。サラサラと使える乾燥タイプに加えて、しっとり食感のソフトタイプもあり、好みに合わせて選べます。明太子・ゆかり・たまご味などを茹でたパスタに和えて味を調節したり、わさび・梅味をうどんやそうめんの薬味に使ったりするのもいいでしょう。おひたしや豆腐など、和とも好相性です。

  • 肉・魚介類
    肉・魚介類を使ったご飯のお供には、牛肉しぐれ煮やコンビーフ、辛子明太子、塩辛、いくらの醤油漬け、ちりめんじゃこ、鯛や鮭などを使ったお茶漬けなどがあります。おかずやおつまみにも使える食品も多いので、常備しておくとあと一品ほしいときなどにとっても便利です。特に辛子明太子やコンビーフは、ご飯だけではなくパンにもよく合うので幅広いアレンジが可能です。また、魚介類を使ったご飯のお供は、ミネラルやオメガ3脂肪酸を摂取するのに役立ちます。

  • 海藻・大豆類
    海苔の佃煮やひじき、味付け海苔、炒り大豆など、海藻や大豆類を材料としたご飯のお供も人気です。海苔の佃煮とは、海苔をしょうゆと砂糖を使ってじっくりと煮込んだ料理。佃煮といえば、ほかにも小魚や貝類を使ったものもあります。どれも甘辛い味つけでごはんがよく進みます。海藻を使ったお供にもミネラルやオメガ3脂肪酸が含まれており、ご飯だけでは不足しがちな栄養素を補うことができます。

  • 野菜・きのこ類
    野菜やきのこ類を使ったご飯のお供は、なめたけや辛子高菜、キムチ、らっきょうなどがあります。唐辛子や香草を使ったものも多く、ご飯はもちろん、お酒のおつまみの一品にもぴったりです。ご飯にのせると箸が止まらなくなるおいしさ。パスタや和え物、チャーハンなど、いろいろな料理にアレンジして楽しむこともできます。また、野菜を使ったご飯のお供は、ビタミンや食物繊維が豊富に含まれています。

容器の種類で選ぶ

ご飯のお供はいろいろな容器で販売されています。どんな容器に入っていても、開封後は早めに食べ切るのが基本ですが、開封前でも日持ちが短いものもあります。少しずつ食べたい場合は、一食分ずつ小分けになっているパッケージのものも便利です。ここでは、開封前なら長く保存ができる缶詰めや瓶詰めタイプのご飯のお供について解説します。

  • パウチタイプ
    普段の食卓で使うなら、パウチタイプが便利です。パウチの外装は基本的にプラスチックなので、軽量で扱いやすく、食べ終わったらそのまま捨てられる手軽さが魅力。ただし、一度に食べきらない場合はほかの保存容器に移し替える必要があります。

  • 缶詰め
    缶詰には魚介類やお肉を使ったご飯のお供が多くあります。缶詰のメリットは、食材そのものよりも賞味期限が比較的長いことです。缶詰を作る工程では、缶に食材を詰めたあと密封し、真空状態にしてから加熱殺菌します。そのため、開封前の缶詰の中には食材を腐らせる菌がいないのです。一般的には、缶詰の賞味期限は3年と設定されている場合が多いようです。缶詰は調理済みの食材が入っているので、開封するだけで手軽に食べられるのも魅力です。災害時や緊急時のための備蓄としてもおすすめです。

  • 瓶詰め
    瓶詰めのご飯のお供も、上でご説明した缶詰めと同じように、瓶に詰めてから密封し、真空状態にして加熱殺菌します。そのため賞味期限も比較的長いのですが、缶詰めよりは短く、一般的には約半年~1年と設定されます。その理由は、瓶が透明だからです。缶詰めと違って光を通すので中の食材が変色することもあるため、おいしく食べられる期間が少し短くなります。ただし、瓶詰めは一度に食べ切れなかった場合でも蓋をして保存できるのがメリットです。開封後はできるだけ早めに食べ切る必要はありますが、何回かに分けて少しずつ食べられるのはうれしいポイントです。

世界のご飯のお供

世界のご飯のお供

ご飯のお供があるのは日本だけではありません。世界には、まだまだ私たちの知らないご飯のお供が存在します。いったいどんなお供があるのでしょうか。

  • 台湾:肉鬆(ロウソン)
    伝統的な豚肉の加工品で、柔らかく煮た肉をほぐして乾燥させた肉でんぶ状のおかずです。朝食などでお粥のおかずとして、ふりかけのようにかけて食べることが最も多く、定番の食べ方です。
    また、台湾式のおにぎり(飯團)の具材として使われることもあります。
    まんじゅう(まんとう=中身が入ってない蒸しパン)や食パン、サンドイッチに挟んでも美味しいです。

  • 韓国:カンジャンケジャン
    たまねぎやニンニクなどの各種材料を入れて煮込んだ醤油に、新鮮な渡り蟹を浸けて熟成させた料理です。醤油の味が深く染み込んだプリプリとした蟹の身と柔らかな蟹味噌の味が魅力的!韓国では食べるとご飯が進むことから 「ご飯泥棒」と呼ばれているそうです。

  • 中国:青椒肉絲(チンジャオロウスー)
    細切千切りにしたピーマンと豚肉を炒めたもののことです。日本の食卓でも、すっかりおなじみの中華料理ですよね。こちらは豚肉を使用していますが、牛肉を使用する、青椒牛肉(チンジャオニュウロウ)もあります。

  • イタリア:オリーブオイル
    日本でもすっかり普及しているオリーブオイル。イタリアは、パスタやリゾット、ピッツァなどに回しかけて食べます。料理にはもちろん、スイーツや美容にも、様々な使い方もあるようです。

  • イギリス:マーマイト
    ビールづくりの過程で出る酵母を主原料とした発酵食品です。発祥の地・イギリスのソウルフードといえる物で、古くから食べられています。トーストに塗ったり、スープや煮込み料理に加えたりして食べることが多いです。

保存版!おうちで楽しむ絶品レシピ♪

とろ~りもちもち卵かけごはん

卵を冷凍することで黄身が濃厚もちもちに!普段とは違った高級感のある味わいに大変身♪

材料(2人分)

  • 卵:2個
  • 醤油:お好みの量

作り方

  1. 殻付卵を冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で1日以上冷凍します。                  ※冷凍時に膨張して殻にヒビが入りやすくなるので1個ずつラップで包んでから、冷凍用保存袋に入れましょう。
  2. 冷凍卵を自然解凍します。室温によりますが、1時間以上、白身がさらっとするまで解凍してください。
  3. 熱々ご飯にかけて、お好みの量のお醤油をかけて完成です。

辛子高菜チャーハン

辛子高菜チャーハン

熊本県および筑後地方の郷土料理です。香り豊かで食欲をそそる一品として親しまれています。

材料(2人分)

  • ご飯:2杯分
  • 辛子高菜:50g
  • 卵:2個
  • 豚バラ肉:100g
  • 醤油:小さじ2
  • 塩:少々
  • こしょう:少々
  • ごま油:大さじ1

作り方

  1. フライパンにごま油を熱し、豚バラ肉を炒めます。豚バラ肉に火が通ったら、溶き卵を加え、卵が半熟状態になったら、ご飯を加えてよく混ぜ合わせます。
  2. 辛子高菜を加え、全体が均一になるように炒め、醤油、塩、こしょうで味を調えます。
  3. 仕上げにごま油を少し追加し、全体に香りを付けます。皿に盛り付けて完成です。

ふりかけトースト

バリエーションは無限大!忙しい朝にピッタリ、お手軽トーストです。

材料(1人分)

  • 食パン:1枚
  • バター:適量
  • ふりかけ:適量

作り方

  1. 食パンにバターを塗ります。
  2. バターの上にお好みのふりかけを均等に散らします。
  3. トースターでパンを焼き、こんがりとしたら取り出して完成です。

まとめ

今回は、ご飯のお供について解説しました。慣れ親しんだ定番の味はもちろん、ちょっと贅沢な味わいのものまで。ご飯のお供は日々の食事を豊かにし、食卓を楽しく彩り、現代社会の栄養バランスにおいても手軽に補うことができる重要な存在となっています。

毎日の食事が飽きることなく楽しめる『ご飯のお供』。是非、貴方だけのお気に入りを見つけてみてください!

当店お勧め!ご飯のお供商品をご紹介

「九州辛子たかな」

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