今回はビワの旬、食べ頃の時期について、産地ごとに解説しています。また、おすすめの食べ方や皮の剥き方についても記載しているのでチェックしてみてください。
ビワとは
ビワとは、中国が原産と言われているバラ科ビワ属の果物です。見た目がビワという楽器に似ていることからこの名前が付いたと言われています。
一般的には皮を剥いて食べるのが主流ですが、皮ごと食べることもでき、ビワの皮には栄養素が豊富に含まれています。
今や高級柑橘のビワ!その理由をご紹介します
昔はビワは近所の庭になっている身近な柑橘だったようですが、今では高級柑橘の仲間入りです。ビワは栽培の過程で「摘果」という作業があります。これは、甘く大きい実を作るために余計な実を摘出する作業のことで、これにより収穫量が減ってしまうため高級柑橘として扱われているのです。
びわの旬はいつ?
ビワの出荷時期は3月~6月頃です。産地ごとに旬の時期が変わりますが、一般的な食べ頃は5月~6月と言われています。
びわの季節は初夏!
早いところでハウス栽培のものが2月の終わり頃から出回っていますが、露地栽培のものはどの産地でも5月~出荷のピークを迎えるため、びわは初夏の訪れの合図とも言われています。
ビワの食べ頃
ビワは3月頃から出荷が始まりますが、食べ頃であるため5月~6月と言われています。この5月~6月の時期には露地栽培のビワの多くの品種が収穫される時期であり、ちょうど熟した美味しいビワが大量に出荷されるためです。
ビワの主な産地と旬について
長崎県
生産量第1位の長崎県。日本のビワの約4割は長崎県産で、長崎県の特産品にも認定されています。品種名が多く「茂木」「長崎早生」などの品種をまとめて長崎ビワと呼ばれています。長崎県ではハウス栽培のものだと2月~4月頃、露地栽培のものだと5月~6月が出荷時期です。
千葉県
生産量第2位は千葉県。千葉県のビワの旬は、ハウス材倍だと4月下旬~5月下旬頃、露地栽培のものだと5月下旬~6月下旬頃です。千葉県のビワには「大房」「富房」「瑞穂」「田中」などの品種があります。
香川県
生産量第3位は香川県。香川県のビワは旬が5月~6月の1か月間と短いのが特徴です。香川県は他にもキウイやシャインマスカットの栽培が盛んです。
おすすめのビワの食べ方
そのまま生で食べる食べ方(皮の剥き方)
ビワの皮は薄いですが、コツを知ることで簡単に皮を剥くことができます。そのコツとは…ビワのお尻の部分に十字の切込みを入れること!この切れ込みを入れることで、切込みに沿って手でやさしく皮を剥くことができます。※中に種が入っているので、先に2つに割って種を取るのをおすすめします。
ビワゼリーの作り方
【材料】
- ビワ:500g
- グラニュー糖:200g
- レモン汁:大さじ1
- ゼラチン:10g
- 水:100ml
【作り方】
- ビワは種を取り除き、皮を剥いて果肉を取り出します。
- 鍋にビワとグラニュー糖、レモン汁を入れて中火で加熱し、果肉が柔らかくなるまで煮ます。
- ゼラチンを水に入れて10分程置き、ふやかしておきます。
- 煮たビワをフードプロセッサーなどでなめらかになるまで混ぜ、ゼラチンを加えてよく溶かします。
- ゼリー容器に移し、冷蔵庫で冷やし固ます。
初夏が旬!旬のビワを楽しもう!
ビワの旬は3月~6月!初夏の訪れとともに、ビワは旬を迎えます。スーパーではなかなか買えないというは通販サイトでも販売しているのでチェックしてみてください。