ダイエットや美容効果の高いフルーツとして有名なグレープフルーツ
しかし、どんな栄養成分が入っているのか意外と知らない人も多いかと思います。
ビタミンCをはじめとするビタミン類や食物繊維など美肌だけでなく腸内環境を整える成分について
気になる成分を徹底解説いたします。
グレープフルーツに含まれる栄養
ビタミンC
グレープフルーツには100gあたりおよそ36mgのビタミンCが含まれています。
ビタミンCは抗酸化作用やコラーゲンの合成などの役割を持ち、免疫機能の維持や健康な肌の維持などに重要な役割を果たしています。
抗酸化作用
抗酸化作用とは、体内の細胞を酸化ストレスから守る役割を持っています。これにより、細胞や組織がダメージを受けにくくなり、免疫機能の維持など様々な健康上の利点が期待されます。
コラーゲン合成
ビタミンCはコラーゲンの合成にも関与しています。コラーゲンは皮膚、血管、骨などの結合組織の主要な構成要素であり、ビタミンCの適切な摂取は健康な結合組織を維持するのに重要です。
食物繊維
ビタミンC同様に食物繊維もグレープフルーツに豊富に含まれています。
溶性の食物繊維は主に便のかさを増やし、腸の動きをサポートする役割があります。
便通の改善
食物繊維は便のかさを増やし、腸の運動を促進することで便通を改善します。これにより便秘の予防や緩和に寄与します。
血糖値のコントロール
食物繊維は血糖値の上昇を緩和し、糖尿病の管理に役立つ可能性があります。
コレステロール低下
水溶性の食物繊維はコレステロールの吸収を抑制し、血中のコレステロールレベルを低下させる効果があります。
カリウム
グレープフルーツには、通常100gあたり約135mgから200mg程度のカリウムが含まれています。カリウムは、体内の電解質バランスを維持し、神経・筋肉の正常な機能、心臓の健康な運動に重要な役割を果たすミネラルです。
カリウムは高血圧の予防や管理にも関連しており、適切な摂取は健康維持に寄与します。ただし、特定の健康状態や薬物との相互作用に注意が必要です。例えば、腎臓の問題がある場合や特定の利尿薬を服用している場合は、医師と相談することが重要です。
グレープフルーツジュースの栄養は?
生のグレープフルーツではなく、グレープフルーツジュースの場合でも豊富な栄養を取り入れることができます。
ビタミンC
グレープフルーツジュース100ccあたりに、ビタミンCが39mg含まれているとされています。
生のグレープフルーツでは、面倒であったり、摂取しずらい場合はグレープフルーツジュースでとることが
グレープフルーツは一日何個まで?
グレープフルーツの一日の摂取量は、1個が最適な量とされています。
1個食べるだけで1日に必要なビタミンCの約8割を摂取できるほど豊富な栄養素を含んでいるのです。
一度に大量のグレープフルーツを食べると、お腹が緩くなる原因にもなります。
糖質制限中の方が間食として食べる場合は、1日に半分程度にしましょう。
ルビーグレープフルーツとホワイトはどっちがいい?
唯一の違いは、βカロテンの量が違います。
ルビーグレープフルーツのほうが通常の白いグレープフルーツに比べて3倍以上のβカロテンを含んでいるのです。
しかし、ビタミンCや食物繊維などの主要な栄養成分の量はほとんど同じなため、大きな違いはありません。
一般的なホワイトのグレープフルーツの方が苦味が少ないとされているため、ホワイトグレープフルーツをオススメします。
まとめ
- グレープフルーツにはビタミンC、食物繊維が豊富に含まれており、美肌効果や抗酸化作用などの効果も期待できる
- グレープフルーツは1日に必要なビタミンCの8割を摂取することができるため、最低でも一日1個が好ましい。
- グレープフルーツには、果肉が赤色のルビー(ピンク)グレープフルーツと一般的なホワイトグレープフルーツがあるが、βカロテンの量が異なるだけで、含まれている栄養成分に大きな変わりはない。