南国のトロピカルフルーツとして有名なライチ!日本では海外産のものや缶詰などが多くみられるライチですが、実は日本でも生産されています。そこで今回は日本で作られているライチの旬を産地ごとにご紹介!さらにライチを全力で楽しむために食べ方から簡単な皮の剥き方まで徹底解説します!
ライチの食べ方・剥き方
中華専門のバイキングなどでは置いてあるかもしれませんが、普段食べることの少ないライチをいざ食べるとなった時、食べ方がわからないと元も子もありません。
また、バイキングなどの飲食店で出されるライチは、既に皮をむいて提供されることもあります。
ライチ自体が小さいので、皮を剥くのが難しいそうに見えますが、剥き方さえ知っていれば難しいことでないので、一度確認しておきましょう。
皮の剥き方
- ナイフの先や爪などの細い物を使って、ライチの上部にある小さな突起(種の位置)に切れ目を入れます。
- 切れ目を入れたら、指で突起を持ち、皮を少しずつむしりながら、ライチの皮を剥いていきます。
手で剥くこともできますが、剥きにくい場合はナイフ等を使うと剥きやすいです。
ポイント!
イチの皮は比較的薄いので、優しく剥いていくと綺麗に果肉が取り出せます。
切れ目を入れる際は、食用のナイフなどを使って切れ目を入れることができますが、
手元にない場合は、爪などでも切れ目を入れることができます。
ライチの皮は外皮は硬いですが、比較的薄いので、簡単に皮を剥くことができます。
ライチは果汁を豊富に含んでいるので、向いた際に果汁が飛び出る可能性もあるので、
生などのライチを剥く際は、服や周りが汚れないように皿や新聞紙を用意しておきましょう。
果肉の中には種が入っているので、種をそのまま食べないように注意しましょう!
種は硬いので歯を傷つける危険があります。
ライチのおすすめの食べ方
ライチは様々な料理に使われます。例えば、ライチジュースやライチシャーベット、ライチゼリーなどの甘酸っぱい味わいを活かしたドリンクやデザートに使われるほか、肉料理のソースやサラダのトッピングとしても使われ料理に彩りや風味を与えてくれます。
お酒との相性もいいため、様々な使い方があります。
サラダや料理にトッピング
サラダにライチを入れるとフルーティーで甘い風味が加わりサラダの味わいが変化します。
また、ライチには多くの水分が含まれており、食感にも変化が加わります。特にレタスなどの葉物野菜との相性が良く、爽やかな味わいになります。
また、鶏肉やエビなどのシーフードとの相性も良く、夏の食卓にぴったりです。お試しいただき、あなたの好みに合ったサラダのレシピを見つけてみてください。
ヨーグルトにトッピング
ライチを半分に切り種を取り除いてからヨーグルトにトッピングします。
ヨーグルトの酸味とライチの甘さがマッチして爽やかなデザートになります。
お好みでオーグルトの種類や甘さを調節してより美味しいライチヨーグルトを作ってみてください。
ジュースやお酒・焼酎と相性抜群!
ライチジュースは、爽やかな甘さとライチのフルーティーな風味が特徴。冷やして飲むと、夏にぴったりのさわやかな味わいになります。また、ライチにはビタミンCやポリフェノールが含まれており、美容や健康にも良いとされています。さらに、ライチジュースは、アレンジ自在なのも魅力のひとつです。例えば、ソーダ割りやカクテルなどのお酒の材料にしたり、フルーツサラダに加えたりすることができます。また、焼酎と一緒に楽しむのもおすすめです。ライチの甘みとフルーティーな風味を楽しみながら、身体にも良いライチジュースを、お試しください。
【おまけ】ライチジュースの簡単レシピ
【材料】
- ライチ1㎏
- 砂糖100g
- 水400ml
- レモン1/2個
【作り方】
- ライチをよく洗い皮と種を取り除きます。
- ミキサーなどでライチをピューレ状になるまで混ぜます。
- 鍋に砂糖と水を入れ、砂糖が解けるまで加熱し、冷まします。
- ライチピューレを加え、よく混ぜます。
- ゴム栓付きの瓶に詰め、冷蔵庫で保存します。
砂糖の量はお好みで調整することができます。またレモンを加えることで風味がよくなります。
ライチとは
ライチとは、ムクロジ科のトロピカルフルーツでレイシ(漢字で茘枝、英語でlitchi、lychee)とも呼ばれています。赤くごつごつとした表面と、白くプルプルとした果肉が特徴です。世界三大美人の楊貴妃が好んで食べたといわれています。中国が原産で、日本のスーパーに並ぶライチはほとんどが台湾のものです。暖かい地域での栽培が盛んなため、日本では沖縄県や宮崎県で栽培されています。
ライチの味
ライチは独特の甘くて芳醇な味わいがあります。果肉はやわらかくジューシーで、口の中でとろけるような食感です。味わいは甘いですが、わずかな酸味を感じられ、非常にバランスがいいです。また、ライチの種の周りにある薄い白い皮にも爽やかな香りがあります。独特の味わいは他の果物とは一線を画していて、食べたことがない人には一度試してみる価値があります。
ライチは収穫後すぐに食べることができます。保存性があまり良くないため、できるだけ早く召し上がることをお勧めします。
ライチの皮は一見硬そうに見えますが、手で簡単に皮を剥くことができるため、ぜひ挑戦してみてください。
ライチの旬はいつ?
ライチは一般的に6月から7月頃が旬とされています。わずか2ヶ月と短いですが、この時期に収穫されたライチは甘くてジューシーで風味も豊かです。
国産のライチの旬が短い理由は?
希少な国産ライチの旬は6月~7月と短めです。
これはライチの栽培の気候が関わっています。ライチの栽培適温は20度~28度で、高すぎても低すぎても生育に良くない影響を与えてしまいます。主なライチの生産地である宮崎や鹿児島などの九州南部では、5月頃から気温が20度を超えはじめ、7月を超えると30度近くなります。また、ライチは日持ちしないため、生のまま長期保存ができません。そのため、ライチの旬はわずか2か月ほどで終わってしまいます。
ライチの主な産地
ライチは温暖な気候が栽培に適しているため、これらの地域では品質の高いライチを収穫することができるのです。
宮﨑県
南国宮崎県は生産量第一位。「太陽の真珠」や「新富ライチ」などブランドライチがあるほど日本では1番ライチの栽培が盛んです。宮崎県にはほかにも、中国原産の金柑やインドが原産のマンゴーなどのトロピカルフルーツの生産が盛んです。
鹿児島県
鹿児島県はライチの生産量第二位。九州南部の暖かい気候を利用して美味しいライチが栽培されています。ほかにもパッションフルーツやパパイアなどのトロピカルフルーツの栽培が日本一です。
沖縄県
日本で一番温暖な沖縄県でもわずかにライチの栽培が行われています。日本で一番早い収穫時期で、果肉には程よい酸味が残っています。沖縄といえばパイナップルやマンゴー、シークヮーサー。これらのフルーツの生産は沖縄県が日本一を誇ります。
通販で取り寄せても、食べ過ぎに注意!
旬の時期がきて、おいしいライチをパクパク食べるのは実は危険なんです!
大量のライチを食べると、血色不良や、動悸・めまい・倦怠感の症状がでることがあります。
大人の場合は10個以下、子供の場合5個以下にとどめておきましょう。
空腹状態で食べるのも良くないため、食後30分経過してから食べるか、ライチを食べる前に炭水化物であるパンやお菓子などを胃袋に入れてから食べるようにしましょう。