「果物の女王」とも呼ばれるマレー原産のマンゴスチン!その美味しさや栄養価から、最近では日本でも注目を集めています。しかし、まだまだマンゴスチンについて詳しく知らない方も多いかもしれません。そこで本記事では、マンゴスチンについて味や食べ方、入手方法、旬の時期など詳しく解説します!
マンゴスチンはどんな味?
マンゴスチンは、果肉が非常にやわらかくジューシーであり、口当たりもなめらかです。フローラルな香りが非常に強く、味はライチに似ています。その独特な香りと味わいは多くの人に人気であり、「果物の女王」とも称されています。甘味は濃厚で、時にはハチミツのような風味を感じることもあります。また、マンゴスチンの香りはフルーティでピーチやイチゴ、ライチのような香りを持っています。これらの特徴が組み合わさって、マンゴスチンは独特で美味しいフルーツとして楽しまれています。
マンゴスチンは、東南アジア原産の熱帯果樹で、タイ、マレーシア、インドネシアなどで栽培されています。果肉は滑らかで柔らかく、ジューシーな味わいを持っています。また、マンゴスチンには種が多く含まれており、果実の重量の30%ほどが種になります。
マンゴスチンは、収穫が非常に難しく、手摘みで1日あたり約300個しか収穫できないため、比較的高価であり、希少性が高い果物とされています。また、マンゴスチンの収穫時期は限られており、熟すと24時間以内に食べる必要があるため、市場に出回る量が少ないという特徴があります。
希少な果実 マンゴスチン
果肉にはビタミンCやポリフェノール、カロテノイドなどの栄養素が豊富に含まれており、認知度はまだ低いものの高い栄養価をもつ果物として注目される果物です
マンゴスチンの効能
また、マンゴスチンには抗酸化作用や抗炎症作用、抗菌作用があるとされており、健康増進や美容の効能が期待されています。その殺菌作用から薬用として使われることもあります。
ただし、マンゴスチンは果皮が硬く、種も大きいため、剥くのが難しいという面もあります。また、果実が傷つきやすく、輸送や保管にも注意が必要です。
また、マンゴスチンには食物繊維がほとんど含まれておらず、消化に良くない脂肪分も多く含まれているため、過剰な摂取には注意しましょう。
まとめ
- 東南アジア原産の果実で、ジューシーな味わいを持っています。
- マンゴスチンの収穫は難しい上に量も少ないため、とても希少な果物です
- 果皮が非常に固く、大きい種があるため、食べ方には工夫が必要です
- マンゴスチンは日本での栽培がないため、すべて海外産のものです
マンゴスチンアレルギーには注意
フルーツアレルギーを持っている方の場合は、マンゴスチンを食べると軽いアレルギー症状がでる場合があります。かゆみやじんましんが出たり、マンゴスチンの果汁がついた口まわりが赤く腫れたり、アレルギー症状はさまざまです。上記のような症状が出た場合は、マンゴスチンを食べるのを控えましょう。症状が酷い場合は、お近くの病院に受診しましょう。
マンゴスチンの食べ方
マンゴスチンの剥き方
- 外皮を剥く:マンゴスチンの外皮は木質で硬く、果肉を保護するために存在しています。ナイフや指で外皮の上部を切り込んで、かか肉に切り込みを入れ、指で策と外皮を剥くことができます。
- 種を取り除く:マンゴスチンには種が1つだけ含まれています。果肉に沿って軽く切り込みを入れ、種を取り除いてください
- 果肉を食べる:マンゴスチンの果肉は手でつかんで食べることができます。非常にやわらかくジューシーであるので注意が必要です。種を取り除いた後で冷蔵庫に入れて冷やしておくとより美味しく食べることができます。
生食がおすすめ
以前は海外産のマンゴスチンが日本への輸入される際に、植物検疫法により生のものは禁止されていましたが、2003年に輸入が解禁されてからは、日本でも新鮮な状態のまま届けることができるようになりました。ジュースやサラダのトッピングにも活用できますが、まずは生で食べることをおすすめします!
どこで手に入る?
ネットショップ・通販
近年では、ネット通販も拡大してきているため、楽天市場やAmazonなどでネット販売しているショップもあります。
また、会員性のコストコなどでも販売されている場合があるため、そちらでの購入をおすすめします。
タイなどのアジアフェスティバル・イベント
東京や名古屋などで毎年4.5月に開催されるタイなどのアジアフェスティバルで販売されることがありあます。
基本生食のマンゴスチンは輸入することはできませんが、一部地域で生産されたマンゴスチンは輸入することができるため、フェスティバルなどのイベントで入手することができます。
マンゴスチンの旬はいつ?
マンゴスチンの旬は5月~8月で日本では夏の季節に収穫されます。温暖な気候で育つマンゴスチンの栽培は難しく、日本の中でも温暖な気候の沖縄でも、栽培は成功していません。そのため、日本で流通しているマンゴスチンはすべて海外産のものとなっています。
マンゴスチンの主な産地
タイ
現在日本ではマンゴスチンの栽培が行われておらず、日本に輸入されているマンゴスチンは、タイ産のものが多いです。タイは、熱帯モンスーン気候のため1年を通して温かく、トロピカルフルーツの生産に向いています。ほかにも、マンゴーやパイナップル、バナナなどの栽培が盛んで日本にも輸入されています。
夏のフルーツ!マンゴスチンを楽しもう!
マンゴスチンは国内での栽培はいまだ行われていませんが、南国のフルーツだけあって夏が旬のフルーツで、同じトロピカルフルーツのライチに似た味わいを楽しむことができます。ジューシーなだけでなく、栄養価が高いのでまだ食べたことがない人はぜひ一度試してみてください。